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2019


○PEN ONLINE ”From Creators" 2019.07.22

















○「Monthly Coffee」”TOKYO COFFEE PEOPLE" 2019.10.20






○珈琲時間 2019.11








○商店建築 2019.12.01








Designer Hirofumi Waranabe


 浅草と蔵前を結ぶ大通り沿いのコーヒーショップ。ショップコンセプトは「半透明に自然に溶け込む日常の一部になるように」。オーナーからの要望は、「ハンドドリップしている姿を正面に見せる」「テイクアウトしやすい」「ベンチのみの客席(テーブルは置かない)」「開放感のある店内」ということ。

 今回のような小空間の店舗設計では、ゾーニング時に一つのルールが全体に大きな影響を与える。諸条件を整理し、平面上に斜めの軸を設定し、ゾーニングを展開することにした。軸線に対して右が厨房、左が客席、その軸線に直行させてセットバックした線がつくる空間をテイクアウトカウンター兼エントランスとしている。この軒先空間は、周辺環境のフラットなファサードラインに対して凹んでいるため、通りを歩く人に対してアイキャッチのような効果を期待した。また、セットバックすることでファサード面に立面が増えるため、限られた間口でも「テイクアウト」「出入り口」「ベンチ」「看板」と多様性をつくることができた。店内に入ると軸線は厨房と客席という二つの関係が表れ、斜めにすることで長い視線をつくる効果を生み、開放感につながった。壁に沿わせたベンチは、限られた面積で自由な客席レイアウトを可能にした。

 内装仕上げは、同じ色の塗料でそれぞれの下地材が感じられる程度に吹き付け塗装やローラー仕上げとした。浅煎りコーヒーの特徴である、「透明感」「繊細な味わい」や、店名「LUCENT」、ロゴに使われた花「サンカヨウ」のように、「透明な、透き通った」というイメージに合うようにと願って仕上げた。



○OZ magazine 2019.12.12




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